ホリスティック医学シンポジウム in 関西 2019


何が人を幸せにするのか

 人は誰もが幸せを求めています。しかし「何が人を幸せにするのか」と考えた場合、答えはそう単純ではありません。例えばお金や健康、温かい家庭があれば幸せだと言えるのでしょうか。逆に、貧困や病気、恵まれない家庭環境では人は幸せになれないのでしょうか。
 こんな素朴な疑問に対して、今回はホスピスケア、文化人類学、心の病といった視点から、スピリチュアルな視座も含め、じっくりと考えてみたいと思います。


シンポジウムに寄せて  シンポジウム実行委員長:黒丸尊治

日本ホリスティック医学協会副会長・関西支部長/彦根市立病院緩和ケア科

 関西支部では平成3年に最初のシンポジウムを開催して以来、2年に一度の割合でシンポジウムを行っており、今回が15回目の開催になります(一昨年、京都で開催された当協会30周年記念シンポジウムを含めています)。

 今回のテーマは「Spiritual(スピリチュアル) Happiness(ハピネス)(つながりの幸福論)~何が人を幸せにするのか」であり、本当の幸せとは何なのかということについて深く考えたいと思っています。

 例えば、健康で恵まれた家庭があれば、それはそれで幸せだと言えるかもしれません。しかしそのような状況にあっても幸せだと感じられない人はたくさんいます。

 逆に、病や死、貧困、恵まれない家庭は、一見すると不幸であるかのように思われるかもしれませんが、しかしそのような状況があったからこそ見えてくる幸せの形もあるかもしれません。人はどのようにして幸せになるのか、何がその人を幸せにするのか、本当の幸せとは一体何なのか、そのようなことについてじっくりと考えるシンポジウムになればと思っています。

 なお「Spiritual Happiness」という言葉ですが、これは私たちスタッフが今回のシンポジウムのために考えた造語です。ここにはモノや心を越えた、もっと深いレベルでの「つながり」や人生の「意味」、さらには苦悩からの「再生」や「昇華」といった意味合いが込められており、それを平易な日本語で表現したのが「つながりの幸福論」です。

 ホリスティック医学においても、「つながり」はキーワードのひとつであり、「癒し」や「幸福」の根底に横たわる重要な概念でもあります。その意味では、ホリスティック医学がめざすひとつの形が「Spiritual Happiness」だと言えるかもしれません。

 今回は、このような深いテーマの話をして頂くのに相応しい4人をお迎えしました。その4人とは、柏木哲夫先生、辻信一さん、夏苅郁子先生、そしてフラスタジオ Yosei Maluhia 辻さんです。

 どの方もみな独自の視点を持っており、一筋縄ではいかない「Spiritual Happiness」について、興味深い話が聴けるとともに、その後のパネルディスカッションでも、今までにない深い話し合いができるのではと今からとても楽しみです。

 今回のシンポジウムが皆さんにとって「本当の幸せ」をつかむためのきっかけになることを願ってやみません。

ホリスティック医学シンポジウム in 関西 2019

日時:令和元年10月6日(日) 9:50会場 10:20開演 17:00閉会 

場所:サーティホール(大阪府大東市) 









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