ホリスティック医学協会関西支部スタッフ(アイウエオ順)
愛場庸雅(大阪市立総合医療センター耳鼻咽喉科部長)
愛場孝子 (看護師)
アダチヒロ(カラーセラピスト、COLOR'S陽だまり主宰)
板垣宏征 (生活習慣病予防指導士、株式会社サンクリエート取締役)
岩本由紀 (社会保険京都病院看護師)
岡田俊一(健康塾代表、健康塾SBバランス整体院院長)
川西 未来子(心理カウンセラー・カラーセラピスト)
木村 泉(洛西シミズ病院副院長)
黒丸尊治(彦根市立病院緩和ケア科部長、日本ホリスティック医学協会関西支部長)
佐川光男 (柔道整復師、リフレクソロジスト、総合整体師)
迫田敬一(青龍サコダ鍼灸治療院)
竹林直紀(ナチュラル心療内科クリニックTAKEBAYASHI 院長、心療内科学講座非常勤講師)
鍋嶋孝信 (株式会社スカイバディ代表)
野網昭南(漢方の養生舎主宰、薬剤師、薬学修士)
はやしひろこ(アロマセラピスト、リフレクソロジスト、つむぎの森主宰)
藤田典嘉(有限会社 エリア 代表取締役、BMバランス整体院院長)
堀部ひろ子 (看護師)
保田美保(アロマセラピスト)
山田義帰(慈恵クリニック院長)
若木久暉(生体機能回復療法研究所代表)
スタッフがホリスティック医学について念入りに考えると……。
愛場 庸雅 (大阪市立総合医療センター耳鼻咽喉科部長・協会理事)
◆「ホリスティック医学って何ですか?」と聞かれた時に、どう説明したらよいのかいつも困っています。「代替医療」や「統合医療」ならまだ説明はしやすいのだけど、そのもう一歩奥にある、スピリチュアリティとか他者・周囲とのかかわりといったものはなかなか理解が難しいものです。帯津先生は、「場の医学」とおっしゃってますが、癒しの場を提供するのがホリスティックな医療家なのであれば、自らの名前にとてつもない重さを感じています。理想のホリスティック医療は、幸福の青い鳥のように、探して探して探し求めて見つかるものではなく、実は、問題ばかりで理想からははるかに遠いと思っている自らの日々の診療の中にこそあるのかもしれません。
愛場 孝子 (看護師)
◆レイキ、フラワーエッセンス、ラージャヨガ、NLP、これらは今、私が学んでいるものである。
一見バラバラのように見えるかも知れないが、私の中では全て一つに繋がっている。
どんな時も「なんとかなる」と楽観的に思えてしまう私だが、丁度2年ほど前そう思えない
事態に陥ってしまった。同じところをグルグル、思考がパターン化し客観視する事ができずにいた。
そして、最悪の体調。この時ほど心と体がひとつだと実感したことはなかった。
そんな時出会ったのが、レイキであり、フラワーエッセンス。
1ヶ月ほど経った頃、あら、不思議、身も心もすっきりしているではないか。
どちらも、目にみえるものではないので、あまり期待してなかった私としては驚きだった。
心が緩んだ結果、私のなかの自然治癒力が働き、自分らしさを取り戻す事ができた。
そんな印象を受けた。目に見えるものと目に見えないものとの繋がり、あらゆるものとの繋がり、この繋がりこそが私の中のホリスティック感。
アダチ ヒロ (カラーセラピスト、COLOR'S陽だまり主宰)
◆代替療法といえば、その療法そのものだけを取り上げられがちですが、私のおこなっているカラーセラピーは、色彩表現を通してクライアントの生活環境も含めた全てに注目し、コミュニケーションを大切に関わりを深めています。世の中、1+1=2でなければならないという考え方が常識とされ、なんとも生きにくい、息苦しい思いがいっぱいです。2だけじゃないんだよ、2にならなくてもいいんだよと、気づいた時の安心感と幸福感は、心を自由に豊かにしてくれます。常識ではない、自分だけの色彩で作品を完成させた時、クライアントは同じ気持ちを味わい満たされます。そして心が解き放たれると、良好な信頼関係が生まれます。クライアントに寄り添い、一緒に考え歩んでいくカラーセラピーをおこなう時、私はホリスティックだなあと思います。真のホリスティックな考えからずれているかもしれませんが、私はこれもアリと思っています。
板垣 宏征 (人体の謎研究所所長・協会理事)
◆理想的な完成形とは、じつは、隙があったり、課題を残していたりと、未完のまま、そこから柔軟に変わる可能性を秘めたものだといいます。まったく隙のない完璧な姿は、逆にもろくて壊れやすい。だから、ホリスティック医療とは「未完の完成」の医療と言えると思うのです。「医療や医学は完璧でなければならない」と患者側は思います。もちろん医療ミスや制度上の欠陥は、ないに越したことはありません。でも、患者の個性が入り込む余地がもっと医療の現場にあったら、医療はもう少し人間的で身近なものになると思いませんか? ホリスティック医療とは、誰かがつくり上げた医療の理想的な究極の姿というよりは、患者の力がプラスされて初めて完成するというような、医療現場におけるひとつひとつのプロセスの積み重ねであるように考えています。
岩本 由紀 (看護師)
◆ホリスティック医学に出会ってまだ3〜4年そこそこの私ですが、私なりの『ホリスティック医学』を考えてみました。初めはちょっと暗くて、マニアックなイメージでした。(すみませんっ)でも、ホリスティックを通して視野が広がり、仕事でも柔軟な考え方が出来るようになりました。私は、ホリスティック的な事は何一つ出来ないし、スピリチュアルとか難しいこともよくわかりません。でも、いつでもどこでも『笑顔』を忘れず、楽しく過ごすこと、これが私にできる唯一のホリスティックだと思っています。
岡田 俊一 (健康塾代表、健康塾SBバランス整体院院長・協会理事)
◆『感動は心の扉を開く』これが健康塾のコンセプトです。
私たちの「からだ」は自然の一部であり、一つの小宇宙です。今、起きている全てのことには意味があり、自然との共鳴作用であると考えています。
例え病気であってもそれは決して悪でもマイナスでもなく、それ自体が一つの自然の営みであるにすぎません。「からだ」自身の持つ自浄作用に身をゆだね、そのプロセスに深く感謝をし、少しでも快適な状態に近づけるように「からだ」の教えを素直に受け入れることが大切だと思います。むしろ病気が自分の生活上の歪みを、気づかせてくれたことを喜ぶことです。頭の中で「こうあるべきだ」という考えにしばられて生きていくと、自然のプロセスを知らず知らずのうちに、拒否してしまうということになりかねません。「からだ」という自然の言い分を実感し、心と体と自然とのバランス感覚を大切にして、すばらしい『生命』をenjoyしていきましょう。
川西 未来子(心理セラピスト、カラーセラピスト)
◆ 『自分らしい楽ちん笑顔』でいられる時、心や身体の治癒力は自然に向上していると思っています。これは、子育て中の親として妻として女として人としてセラピストとして今思うことです。子どもの心と体の声を訊き、食事をつくり環境身近な人や物理的なものを整え、社会情勢や環境問題にも目を向ける。自分達の位置を知り、社会にむけて少し働きかける。このことはアレルギーの子をもつ親として、今も心がけていることです。そこで役に立ったことは、病気やトラブルをチャンスと受け止めること。そして、看護師としての知識や様々な栄養学、自然療法やアロマ、心理療法や色、などです。これら日々の実践から得たものがホリスティック医学に通じるものがあるように思っています。そこで私が考えるホリスティックは、人それぞれの日常の何気ない幸せを思い追求しつづけることではないかと思います。
木村 泉 (洛西シミズ病院副院長)
◆ホリスティック医学にかかわって10数年になります。 もとより怪しいものが好きだったのでフォーラムの広告をみて初めて参加しました。 その後現在まで続いていますが、今でも通常の医療のほかに、目に見えないもの、形のないものを大切にした医療をおこなっています。 それが私にとってのホリスティック医学です。 その意味で今回のシンポジウムは楽しみにしています。
黒丸 尊治 (彦根市立病院緩和ケア科部長、関西支部長・協会理事)
◆ホリスティック医学とは決して寄せ集め医療ではありません。西洋医学や様々な代替医療を組み合わせるだけならば、それはどこまで行っても寄せ集め医療です。これらの治療法を縦軸とするならば、横軸になるべきものが必要なのです。私はそれが医者患者関係であり、セラピストとクライエントとの「つながり」だと思っています。ここに信頼関係という軸なくしては、本当の意味でのホリスティック医学はあり得ないのです。そこで生まれてくる安心感や信頼感、希望といった思いや、生きる意味といったものが発見できたとき、様々な療法もその威力を発揮し、その人の持つ自己治癒力が最大限に高まるのです。そしてこの信頼関係を築くには、患者さんの視点に立って物事を見る眼や、心と治癒力をうまく引きだすという視点がきわめて重要になってきます。このように縦軸としての治療法と横軸としての信頼関係が相まったとき、初めてホリスティック医学が生まれると考えています。
佐川 光男 (柔道整復師、リフレクソロジスト、総合整体師)
◆私にとって、ホリスティック医学との出会いは、英国式のリフレクソロジーでした。足裏健康療法とも一部では呼ばれているくらい、足裏を施術することで、体全体をくまなく施術したのと同じぐらいの効果のある療法です。ただ体全体から見れば、足裏は体の一部にしかすぎないこともあり、整体を学ぶきっかけにもなりました。整体の仕事を深めれば深めるほど、本来の人間の自然治癒力の凄さに感動し、この仕事を一生の仕事にしていきたいと思いました。そして経験を積んでいくうちに、体の声に耳を傾けることでクライアントの気持ちを理解し、少しでも手助けが出来れば良いと思いました。現在は、ホリスティック医学とはどのような活動をしているかを、少しでも多くの人に知ってもらえるように、日々、語る毎日です。
迫田 敬一 (青龍サコダ鍼灸治療院)
◆本ホリスティック医学協会関西支部のスタッフとして参加さて頂きはや10年となりました。十分にお手伝いできずに他の皆様にはご迷惑をおかけいたすこともありましたが、いつも暖かく迎え入れていただき感謝しております。また、スタッフの方々、講師としてお招きした先生方。シンポジウム。フォーラムにご参加頂いた皆様に私のテーマですが「生きている意味」という事の学びの場としてたくさんのことを教えていただきました。
いつまでも続けて行ければと思いますので今後とも宜しくお願い致します。益々の発展をお祈りいたします。
竹林 直紀 (ナチュラル心療内科TAKWBAYASHYI院長・常任協会理事)
◆人の健康だけでなく、地球環境や大宇宙とのつながりをも意識した「まるごとの医療」を行うことが、また、それぞれの「人生の物語り」を納得できる意味あるストーリーとして新しく作っていくお手伝いをすることが、私にとっての『ホリスティック医療』なのかなと最近考えております。そのことを、実際の日本の医療現場ではたして実現可能なのかという疑問に対する答えを模索するために、今年の5月から神戸三宮に小さな心療内科のクリニックを開院いたしました。私自身の「人生の物語り」と患者さんの「人生の物語り」が出会う場としてのクリニックという空間が、自然治癒力を引き出す最高の癒しのポテンシャルを持つことができるよう、現在試行錯誤を繰り返しております。
鍋嶋 孝信 (統合自然療法学院東大阪分校代表)
◆ホリスティック医学協会関西との関わりはもう5年になります。人間そのまま丸ごと、という考えに共感し、参加。若木先生よりホリスティックとはを学び、協会でいろいろな先生の志にふれて、今があります。私も障害があります。
これからも一般の方、患者さんの目線で、ホリスティックと一般の方の結びつきの役になれるようにと思います。
今回のシンポも非常に楽しみです。みなさんも。
野網 昭南 (漢方の養生舎主宰、薬剤師、薬学修士)
◆西洋医学や東洋医学、またアーユルベーダやホメオパシーなどの代替医療と同列の医学体系としてのホリスティック医学は、いまだその全体像を明らかにしていないと思う。
それとも統合医療を超えるものとして、数多くの医学体系を止揚した医学とみなすのが妥当なのか。 このあたりを十二分に議論してはどうだろうか。
また、ホリスティック医学とホリスティック医療の違いも曖昧なままに使用されていないか。 私たちが目指してきたのは、ホリスティック医療のように思えるのだが・・・。
「ホリスティック」という言葉が、対抗文化の潮流にあり、生命観や人生観、また世界観などと繋がる哲学的、宗教的な傾向を内包するものである限り、医学や医療の形容詞として上に付けた時、本来の言葉の持つ意味を矮小化し、誤解を生みはしないだろうか?
私は、医療者自らがホリスティックライフを実践する中にこそ、目指す医療の形があると信じたい。
はやし ひろこ (ホリステイックアロマセラピーケアルーム つむぎの森 主宰)
◆頭ばかりでっかくなって、こころもからだも後回しにしていたら、ある日突然、「病気」という贈り物が届いた。病気は病院で治してもらうのだと思っていたら、これが一向によくならず、ちょっとおかしいな、と思い始めたときに、「ホリスティック医学」に出会った。わたしは医学については門外漢だが、「ホリスティック」はもっと分からない。少しだけ、意識をして呼吸をしてみた。玄米や元気なお野菜をよく噛んで食べてみた。瞑想の真似事をしてみた。心の声が聞こえ始めた。歪みを意識してからだを使う。よく笑い、よく泣き、田んぼを耕し、植物の力をお借りして、心の奥底からやりたい!と感じることを本能のままにやってみた。からだの声が聞こえ始めた。ありがたいなあ、と感謝をすると、こころとからだがつながってきた。それから14年。目に見えるわたしと目にみえないわたしのまるごと全部で、完璧にならずいい加減に地球とつながって生きている(つもり)。
藤田 典嘉 (有限会社 エリア 代表取締役、BMバランス整体院院長)
◆数式で構築された現代社会と、数式では計りえない精神世界を持つ人間社会。現実のアンバランスとこの過酷な時間の圧迫を、心身相互の関係ととらえ、融合されうる本質部分を根本においた全一感を模索し、自分を取り戻しうる場としてホリスティックを考えています。人間の全体としての統合とバランスの回復を健康の定義として、身体的・心理的・社会的に精神性(スピリチュアル)を盛込み、直接的なふれあいを大切にした 森の奥深く、静寂な泉のような安らぎを与えられるメディカルトリートメントの場を目指し、宇宙と一体となる空間を与えられれば、ホリスティックを感じてもらえると考えています。
堀部 ひろ子 (看護師)
◆看護師として働き始めてしばらくたった頃から芽生えた疑問、それは「西洋医学一辺倒で東洋医療や代替医療を全否定する、これでいいのか?」ということ。もうひとつ、癌末期で近い将来この世を去る患者&家族が一縷の希望として癌に効くと言われる健康食品を使いたいとの思いに対し「そんなことをするならどうなっても知りませんよ、責任はもてません」、たびたび耳にした言葉である。じゃあ、先生のいう治療だけをしていれば助かるの?!有効な治療がないなら健康食品を試したっていいじゃない、明らかに悪いとわかっているもの以外なら。患者や家族の必死な思いを汲み取ることのできない先生。病気だけをみて人を見ない医療、看護師なんてやめてしまおうか・・・。そんなことを思い始めたころにホリスティック医療に出会いました。ホリスティック関西支部に顔をだすようになり、ちゃんと人も診ている先生や代替医療の先生達がおられることを知りました。もう少し看護師でいよう、あと少し、そう思ってはや数年。これからもホリスティックな医療を提供できる環境を築いていきたいと考えています。よろしくお願いします。
山田 義帰 (慈恵クリニック院長・協会理事)
◆私がホリスティック医学と出会って14、5年経ちますが、その間にホリスティックに関係するような代替療法や統合医療の学会が増えてきました。日本補完代替医療学会、日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)、代替医療利用者ネットワーク(CAMUNet)、日本統合医療学会などたくさんあります。どれも代替医療や統合医療の進歩・普及・発展に寄与することが目的であると定義に書かれています。しかし、ホリスティック医学の定義の最初に書かれているような、人間を「体・心・気・霊性」等の有機的統合体ととらえるというような私たち人間に対する生命観、見方または哲学と言って構いませんが、そのような考えを示している学会は日本ホリスティック医学協会しかありません。私は人間をどう捉えるのかというスタートラインが非常に大事だと思っています。だからこそホリスティック医学協会の会員であり、他の代替療法の学会には魅力を感じないのです。
若木 久暉 (生体機能回復療法研究所代表)
◆90年2月株価大暴落―バブル崩壊。私たち日本人は、この時からあらゆる物事に対する考え方、価値観、生き方の変革を余儀なくされる事となりました。
医療の世界においても、心身共に疲れ切った私たちの需要に応えるように様々な医療技術、治療法、健康法が出現し、さながら「癒しのバブル」とも言える状態になっている事は周知の通りで、ホリスティック医学協会もその一端を担ってきました。
私自身も代替医療家で、そこにどっぷり漬かっている一人ですが、常に無力感をおぼえます。
日本や世界の政治経済情勢、環境問題が私たちに与える影響は、個人で対処できる問題を超えてきているように感じるのは私だけでしょうか?
統合医療の啓蒙団体としてリーダー的役割を果たしてきた協会も、再来年は設立二十年目。そろそろもう一歩進んだ活動を行っていってはいかがなものか?
