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第4回 ホリスティック医学概論セミナー  平成23年2月6日(日)

ホリスティック医学の見方・考え方

       講師:愛場庸雅 (協会理事:大阪市立総合医療センター耳鼻咽喉科部長)

 

愛場先生ホリスティック医学とは、単に体と心をともに見るとか、各種の代替療法を統合して病気を治す方法であると思われている面がありますが、実はもっと広い視野でものを見る考え方です。ひとことで説明する事の難しいこのホリスティックという概念を、協会の提唱する5つの定義などに基づいてできるだけわかりやすく解説いたします。

 

 

 

● プロフィール
1955年大阪府生まれ。1980年大阪市立大学卒。耳鼻咽喉科医。専門は嗅覚味覚障害、頭頸部がんなど。1991年頃から、ホリスティック医学を学び始める。理想のホリスティック医療への希望を心の奥深くに置きながら、総合病院での耳鼻咽喉科・頭頸部外科医として、日々の診療に取り組んでいる。

 

緩和ケアでのホリスティック・アロマセラピー

       講師:宮里文子 (NPO法人関西アロマセラピスト・フォーラム副理事長)

 

宮里さんホスピスや緩和ケアでのアロマセラピストの役割は、悲嘆や苦悩の中にいる患者に寄り添い、ご家族が行える手当ての方法を提案したり、残された時間や、残された人生の意味を共に考え、受容できるよう取り組む伴走者でもあります。その手の温もりから伝わる非言語の関わりや、セラピストの存在自体も要素の1つとして、ホリスティック(全体的)な視点に立ったアロマセラピーの実際と、平成21年に34歳で旅立った若い母が残した絵本『りなちゃんきいて』の誕生秘話もご覧いただきます。

● プロフィール
日本アロマセラピー学会評議員、関西支部幹事、認定看護師。産婦人科、レディース外来、緩和ケア病棟や在宅ホスピスなどでアロマセラピーを行っている。施設でのアロマセラピー導入についての講習会やサポート、講師としての活動の他、アロマセラピーを行う場合のクライアントとの関わりの重要性についての研究等を行っている。

質疑応答