HOLISTIC KANSAI

第2回 生活習慣病予防指導士研究会

「生活習慣病へのアプローチU」


2007年2月25日(日)

人が自分の生活を振り返り、問題に気づき、早めに対応することが大切になります。まだ病気を発症しない「未病」のうちに、自分のライフスタイルを改善することによって、病気に罹る芽を摘むことができるのです。
 ところが残念なことに、症状が出てしまってから病院で薬をもらったり、治療を受けたりすることはあっても、健康なうちから自分の生活を見直すということ はなかなかできないものです。また医療者についても、病気の人を治療することが優先となり、「予防対策」について個別に指導できるだけの十分な時間を取れ ないのが実情であります。
 日本ホリスティック医学協会認定の「生活習慣病予防指導士」は、このような医療者側とクライアントの橋渡しをし、家庭や地域、職場での健康づくりを担うリーダーとしての役割を果たすことができます。
 今回はホリスティック(全体的)な視点から活動をされている4人の指導士の方に発表をしていただきます。
 
開運・亥の一番!!どんとこい 健康づくり!!  治療より予防、予防より健康づくり
皆川 頼生 (漢方と食養 代表)
◆ 神の手による生体肝臓移植手術を受けて生き還る。神の手は、暖かかった(第2の誕生日)。医学・科学の進歩に感謝。神から与えられた命、感謝して大切に存 分にまつとうさせよう。◆後から気づく、愚かな子羊。一度、死ぬ目にあえば、悟る健康!! 病気への後悔〜感謝の気持ち・たくましく生きる!!人生を変え る笑顔のつくり方。◆車のメンテナンス(保守点検)<人の体のメンテナンスの大切さ家族のメンテナンスもいつしょに自分の健康管理は、家族の幸福も、仕事 も、財産づくりも、すべてのはじまりやる気はあるけど、体がついてこないとは?自分でもやれること。◆神は、いい子を授けたもう。子供は親を超えてゆく・ 大歓迎!! 寿限無、寿限無みんなで寿限無をマスターしよう。
ホリスティックなセラピストを目指して
奥元 勝久 (整体師)
◆ 私の考える"セラピー"とは「その方(クライアント)本来の治癒力を高める為の手助けをすること」です。それを"ホリスティックに"行うと言うことは「そ の方を丸ごとみる」ことです。目の前の方を丸ごとみる為には、身体・こころ・魂を総動員してセラピスト自らが丸ごと関わる姿勢が求められます。その姿勢で セラピーが成立した時、癒しは一方通行ではなく双方向で起こる事を私は現場の体験から学びました。◆私の予防指導士としての活動は整体院内でのセラピーと 直結していました。「予防指導士コース」を別枠に設ける事なく一律4000円の"整体"の中でホリスティックなセラピーを心掛けて様々なサポートやアドバ イスを実施してきたからです。◆4年間の整体院内での経験と、それによって得た気づきを具体的な症例を交えながら発表させていただきます。
健康に暮らす基本「運動・栄養・休養」について
小浜 浩成 (食品卸会社勤務 マラソンランナー)
◆ 生活習慣病を考える時、どんな要因が挙げられるかといえば、身体活動や運動不足など「運動習慣」。不規則な食事、脂肪分や塩分の摂り過ぎ、食べ過ぎ、飲み 過ぎなど「食習慣」。そして、ストレス過多、睡眠不測、休養不足など「休養面」。◆この3つの要素の偏り、不足などが原因で起こっていることがわかる。人 間が生活する上で「運動・栄養・休養」がうまくサイクルすることによって、元気に活動することができるということを再確認したいと思う。
薬剤師としての生活習慣病予防
北面 雅行 (薬剤師)
◆ 生活習慣病予防指導士となってから、薬物療法の現場で何ができるのか?考えさせられることが多くなりました。◆患者さんが何を望んでいるか?病をどのよう に捉えているのか?薬物療法をどのように捉えているのか?まずはそこからアプローチは始まります。◆何か小さなことでも生活習慣、生き方に関わることがで きた時に、その人に合った簡単なアドバイスができるようにまずは心掛けています。