名古屋市地域環境審議会副会長 長谷川信博氏
今、ホリスティック医療の必要性が叫ばれ、多くの医療関係者も、こころの底で賛同しているのにも拘わらず、 現実には日本の医療の大勢は、 諸外国に比べて、「肉体は診るが、人間を診ない」といわれ、「病人とくに老人に多剤、服用期間も余りにも長期にわたる」といわれている。これは、日本の医療制度が諸外国と大きく異なる点が指摘されている。
また、インフォームド・コンセントも重要な視点である。現在の医療制度では、真の名医を見分けるのは極めて難しい。昔の名医の条件は、なるべく早く治し、なるべく安く治してくれる医師が名医とされていた。患者側からいうと、病気には「外因と内因」とがあり、外因は治せるが、内因、即ち、敵は、自分自身であることに気付かねばならない。中国では、「外因は内因によって外因たり得る」といわれ、正にホリスティック医学の真髄である。長谷川信博(はせがわ のぶひろ) 元、保健衛生大学・講師、客員助教授 (微生物学ヌ髪實w)� 愛知 県薬剤師会・理事、副会長、愛知県長寿社会振興会理事、愛知県衛生対策審議会・防疫専門委壱C 愛生会看護専門学校講師(微生物学・免疫学) 現、名古屋市立大学医学部同門会副会長、名古屋市地域環境審議会副会長、日本薬剤師会法規委員、日本ホリスティック医学協会理事
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