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第117回 ホリスティックフォーラム 平成26年10月13日(祝・月)

心の治癒力をスイッチON

講師:黒丸 尊治 (彦根市立病院緩和ケア科部長)

 

 

人には誰でも「心の治癒力」と「体の治癒力」が備わっており、その両者は密接につながっています。しかしホリスティック医療の現場では、「体の治癒力」(自然治癒力)を高めることばかりに目が向いてしまい、より重要な「心の治癒力」を最大限に引きだすようなかかわりにはあまり注意が払われない傾向にあります。
今回は、医療現場ではいかに「心の治癒力」が治療に大きな役割を果たしているのかについて具体的にお話しをさせて頂きます。また信頼感や安心感、期待感、自己効力感といった「心の治癒力」を最大限に引きだすための質問の仕方やコミュニケーションのコツについても、デモンストレーションなどを交えながらわかりやすくお話しをさせて頂きたいと思っております。

 

 

 

プロフィール

黒丸 尊治(くろまる たかはる)

1959年、東京都生まれ。87年信州大学医学部卒。洛和会音羽病院心療内科を経て、2002年11月より彦根市立病院緩和ケア科部長となり現在に至る。「心の治癒力」をうまく引きだすコミュニケーション法の啓発や普及に精力的に取り組んでおり、現在、東京および京都で定期的にホリスティックコミュニケーション実践セミナーを開催している。
日本心身医学会専門医、同評議員、日本死の臨床研究会世話人、日本ホリスティック医学協会常任理事、同関西支部長。著書に『心の治癒力をうまく引きだす』『緩和医療と心の治癒力』(以上築地書館)、『「心の治癒力」をスイッチON!』(BAB JAPAN)などがある。