第65回ホリスティックフォーラム(大阪)


2002年1月20日


マインドボディフィットネスの理論と実際
ーこころとからだのトータルプログラムー

講師 : 梅田陽子





 心身一如の言葉どおり、心は身体に反映され、身体は心に反映します。身体からアプローチをした心理療法は様々ありますが、それぞれの主張が色濃く出ているのが特徴です。ビュッフェスタイルの食堂のように、取っ付きやすいものを、好きなようにアレンジし、なおかつ、運動としても効果的なプログラムはないものか?それがマインドボディフィットネスです。
 アレキサンダーテクニック、フェルデンクライスメソッド、気功、操体法・・・ボディワークだけでなく、バイオエナジェティクスの要素を含んだ有酸素運動も行い、その後に漸進的筋弛緩法、呼吸法、自律訓練法と「静と動」が流れるようにプログラムされています。
 一般の運動プログラムには安全性のためすべての対象者に統一された「禁忌動作」がありますが、このマインドボディフィットネスにはありません。人の身体は十人十色、一人一人が自分の禁忌を把握することから始まります。好奇心をいっぱいにして、自分の身体と語り合いましょう。



プロフィール : 梅田陽子(うめだ ようこ)
1960年生まれ。日本体育大学卒。中学体育講師を経てスポーツクラブインストラクターとなる。心理に興味を持ち、独自に学習を重ねマインドボディフィットネスを開発。現在、心身の健康講座や実技をスタッフと共に官庁、企業などで展開。(有)トータルベーシック取締役、京都大学総合人間学部非常勤講師、同医学部第二内科健康運動指導士。CD「Mind Body Fitness」(サウンドワークス)、ビデオ「生活習慣病のための運動療法」(ブックハウスHD)